各地のお寺とつくる樹木葬Case Study

景観を守り、参拝しやすい環境へ ― 称名寺の墓地改善
麻布 称名寺は、空き区画の新たな分譲がなく、墓じまいや改葬が増加したことで余剰ちが飛び飛びで散見されるようになりました。 結果的に墓地全体の景観が悪くなってしまい、新規の門徒の募集にも悪影響を及ぼし始めており、今後の寺院経営に大きな課題を残していました。 飛び地を集約して、活用可能なスペースを創出し、分譲見込みのある形で再活用できないかとの相談がありました。
また、檀家様が快適にお墓参りを行えるため、必ず登らなければいけない階段、少しかがまなければいけない水汲み場、お墓参りを落ち着いて過ごすための工夫が改善点として挙げられました。
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景観を守り、安心を届ける墓地再生プロジェクト
空いた区画を一箇所に集約して約150㎡の活用可能スペースを創出し、都心型墓地の特徴である「圧迫感」を軽減した開放的なデザインを採用しました。
そのためには、管理費が滞り連絡の取れない檀家様との交渉や、後継者不在に悩む檀家様からのヒアリングを行い既存墓地で移設にかかる対象者の希望条件を可能な限り応えられるように移設案をご提案
弊社が間に入ることでお寺との衝突を軽減し、皆様には快く墓地のリノベーションにご協力いただきました。
既存の無縁墓から新たな永代供養墓に作り替え、檀家様にも「このお寺で最後まで供養してもらえる」という“安心”を提供することができました。
必ず登らなければいけない階段はスロープを設置しバリアフリー仕様に、使い勝手の悪かった水場は花や香立てが洗いやすように腰高の水場に改修・増設を行い、さらに、お参りの際に樹木墓地の緑を楽しみながら休憩できるスペースも設置しました。
心地よくお参りするためのランドスケープ設計を行いました。



